海外スタートアップまとめブログ

海外のスタートアップについてのまとめブログです。主に、イスラエルや医療関連のスタートアップについてのリサーチを行い、みなさんにお届けします。

UberとTOYOTAが戦略的投資とリース取引を結ぶ。

f:id:nontanred:20160525082647p:plain

 

ライドシェア産業が激化している。

 

UberとTOYOTAがリース取引を締結

 

 

Uberは「TOYOTA自動車産業のグローバルリダーでUberのプラットフォームとして世界中でTOYOTA社の車は使用されている」と述べ、Financing Programの拡大を含む様々な面でTOYOTAと提携を結ぶことを発表。

 

詳細は明らかではないが、TOYOTAはUberと提携を結ぶことによってもたらされる交通手段分野の新規開拓に興味を示している。また、ライドシェアリングが普及しつつある国や、規制、事業状況、ニーズの問題を考慮に入れなければならない国に試験を実施するという契約も結んだ。

 

自動運転分野の拡大

 

 

二者間のリース契約はUberのドライバーへのFinancing ProgramやUber Xchangeの拡大を援助するだけでなく、Uberの将来的な自動運転システムへの移行の援助ともみられる。

 

自動運転の件に関しては明言された訳でないが、TOYOTAは昨年11月に自動運転用のAIとロボット開発に10億ドルかけると発表したばかりだ。

 

競合社の動き

 

 

同様にGMは今年初めUberの競合Lyftへ5億ドル投資、フォルクスワーゲンは今朝ニューヨークのライドシェアリングのスタートアップGettに3億ドルの取引を承認したところだ。また、Appleも5月上旬に中国のDidi Chuxingに10億ドル投資し、自社の自動運転システムを構築すると噂されている。

 

 

まとめ

 

最近、日本でもairbnbのような民泊も認可され、古くされた法律ギリのスタートアップが面白いことになっている。日本も2020年までにどれだけ法律が変化するのか注目したい。

Googleがパスワードフリーのログインシステムを今年度末までにAndroidアプリに導入を計画中。

ついに、あーパスワードなんだっけと悩むことがなくなる時代が来る。

 

Googleの新しい本人確認システム

 

 

GoogleはI/Oカンファレンスにて個人の身体的特徴を記録したデータ・記録(タイプの仕方、歩き方、居場所など)の組み合わせを使用することでパスワード制度をなくすことを計画中と発表。昨年発表されたProject Abacusをアップデートしていき、今年度末にはAndroidユーザーは使用可能の予定。

 

どのような仕組みなのか

 

 

現在では大抵ユーザーネームとパスワードの組み合わせだけでなく、SMSやEメールに送られてくるPINコードの入力が必須だ。しかし、Project Abacusでは累積される"TrustScore"に基づいてデバイスに入ったり、ログインしたりできる。このスコアはタイピングの癖、居場所、話すスピードや声、表情によって加算される。

 

GoogleはすでにAndroidに"Smart Lock"という似たようなシステムは持っているが、Project Abacusは少し異なる。そのシステムはデバイスがスコアを形成するために所有者についての情報を絶え間なく集め続ける。

 

このスコアは基本的にデバイス所有者が本人であるというのがどれほど信頼できるかということに拠っている。もしそのスコアが十分に満たされなければパスワード要求する段階へ戻る。また、モバイルゲームよりも銀行口座の方がスコアが高いというように重要度によって必要スコアが変化する。

 

実用化の時期

f:id:nontanred:20160524052244p:plain

 

 

このアイデアはProject Abacusから"Trust API"と呼ばれ、このAPIは来月にもいくつかの銀行でテストに入る見込みだ。テストがうまくいけば、今年度末までに世界中のAndoridユーザーが使用可能になるそうだ。

 

Trust APIによってユーザーとスマホアプリの関わり方が変化するだろうし、アプリコンテンツの新しいセキュリティーが導入されるだろう。ソフトウェアがただ単に使用者が所有者じゃないからシステムをロックすると判断するというように。そうなると、AppleのTouchIDと競合する存在となるだろう。

IMAX社がVR体験が出来る施設を世界中に開設することを発表。自社のVRカメラを開発中。

f:id:nontanred:20160521011907j:plain

 

IMAXを開発したカナダのIMAX社が新たに映画界にVR分野を引っ提げてテクノロジー革命の先導をきる。

 

Google I/Oの発表によると、IMAXは360°, 3D撮影可能な"a cinema-grade virtual reality (VR) camera"を開発中。GoogleJumpプラットフォームを利用し、18か月で完成予定。今のところ民間向けというより産業向けカメラとなりそうだ。

 

これによってGoogleのVR部門に映画産業としての拡大がもたらされるだろう。

 

IMAXは劇場だけでなく、個人がゲームやビデオを通じてVRを体験できるような場所を作ることも視野に入れている。スウェーデンのstarbreezeと提携し、ロスアンジェルスを皮切りに中国などに展開予定。

 

VRがメディア産業に入る余地を示した訳だが、基本的な配分の問題というのは課題として残ったままである。持ち運び可能なVR機器したとしてもバッテリーの寿命やどこまでサイズを縮小できるかの問題もある。

 

とはいえ、この発表によって人々にとってVRが親しみやすいデバイスになることは間違いないし、より面白い映画体験が近い未来に待っていることだろう。

 

とりあえずはやく、4DX体験しないと。。

 

Slush Asiaに参加して(後編)

f:id:nontanred:20160518113058j:plain

 

 

前編に引き続きSlush Asiaに参加して感じたこと得たことを書きます。後編はスピーカーなど「人」に焦点を当てたいと思います。

 

 

とにかく人間らしくてカッコ良かったコロプラの千葉さん

 

 5/13 Day1一人目のスピーカーのPresident & CEO, SoftbankのNikesh Arora氏が突然のSlush Café登壇がキャンセルとなり手持無沙汰にして、ふと振り返ると、Caféの客席にぽつんと千葉さんが一人で座っていらっしゃった。

 

何しているのだろうかと気になり声をおかけすると、千葉さんはDay2に登壇予定でNikesh氏のQ&Aがどのように行われるのか見に来たそう(Slush Caféはメインステージでプレゼンの後に軽いinterview sessionと観客とのQ&Aを行う場所)。

 

というのも、英語がそれほど得意でいらっしゃらないそうで「プレゼンはいいんだけど、英語で色んな質問に受け答えしないといけないのが不安なんだよね。」というのを聞いた時、こんなに場数を踏んでらっしゃる方でも緊張して不安を感じるのだと思ったと同時に、いかに千葉さんが真剣にイベントに取り組んでいらっしゃるのかということを感じた。それはコロプラさんがいろいろボランティアに提供してくださっていることから感じていた人は多かったと思う。

 

こんな会話をしたのですごく親近感を感じたし、絶対サポートさせていただきたい。そして、プレゼンを生で見たいと思った。

 

 

唯一生ですべて見られた千葉さんのやばいプレゼン

 本当に素晴らしいプレゼンだった。なぜ素晴らしかったのかというのはSkyland Venture木下さんのブログでも詳しく書かれている。途中で拍手が巻き起こった唯一のプレゼンだし、ドローンの登場や動画によるエンターテイメント性が高かった。しかも、僕は昨日の千葉さんの姿をしているから余計に鳥肌が立った。

 

その場その場で真剣に取り組む。その姿勢がいかに大切か千葉さんに教えていただいた。そしてそれは自分を成長させ続け、自然と人に伝わり人の心さえも動かしてしまう。

 
 

 スピーカーの教訓に共通していたこと

 その他にちゃんとお話を聞けたのが仲暁子さん(Wantedly)、厚切りジェイソン(TerraSky)、geoff Lewis(Founders Fund), James Riney(500 startups), Linda Luikas, Peter Vesterbacka(Rovio)である。

 

厚切りジェイソンなどのプレゼンは記事になっているものが多いのでご存知の方も多いと思うが、entrepreneurship spiritを語る時にほとんどのスピーカーに共通していることがあった。

 
 

自分のやりたいこともしくはすべきことを自分で考えて、失敗を恐れずやれ。

Think yourself what you love to do and don’t be afraid of making mistakes.

 

Slush Asiaに参加したことによって色んな人と出会えたし、身が引き締まった。あとは行動あるのみ。

 

皆さんも是非Youtube動画やまとめ記事など読んで、スピーカーたちの精神に触れてみてください。

 

 
 
 

Slush Asiaに参加してみて(前編)

f:id:nontanred:20160515225052j:plain

 

アメブロのほうがかなりカオスにテーマが入り組んでしまったので、今回新たにはてなブログのほうを開設しました。こちらではビジネスとテック系について発信していこうと思います。

 

初回は、「Slush Asiaで得たこと」についてです。

5/13,14で開催されたSlush Asia にボランティアスタッフとして参加しました。それを通して感じたことをまとめます。前編はSlush Asiaの全般におけるジェネラルな話をしようと思います。

 

学生による運営と二日間開催にした意義

もちろんある程度の大人のアドバイスや手助けなどはあったものの、それでもやはり学生だけでこれだけの大きなイベントが開けるのだという事実は大きいと思う。というのも昨年参加したTEDxKyotoでも学生ボランティアの数は相当いたが、その比率は圧倒的にSlushの方が多い。むしろ、大人なんていなくてもできるんだよ!っていうアツい人たちと一緒にできて本当に参加してよかったと思った。

 

また、TEDよりもビジネスやテック系のみに絞られているので、そのようなマインドを持っている、少なくとも興味のある学生たちがたくさん参加していた。それこそがSlushの提唱しているentreprenuer ecosystemの創造の根幹を成している。そのためには自分から行動しなければ意味はない。

 

二日間開催にした意義としては客層が変わったことと個人的にプチPDCAをまわせたことだろう。

正直、始まる前は二日間も開く必要ないだろと思っていたが金曜日はビジネス関係の人が多かったが土曜日は学生の数が多かった気がする。

また、自分はSlush Cafeというところでリーダーをしていたのだが、一日目の観客の動きを観察して配置や進行を変化させることで二日目は明らかにお客さんが入るようになった。というのはリーダーをやっていてよかったなと思えることのひとつです。

 

 

言語習得の必要性

コロプラの千葉さんは決して上手い英語とは言い難かったが、彼のプレゼンはイベント全体を通じて最も胸を打つものだった。(千葉さんや他のスピーカーについては後編で書きます。)実際プレゼンの途中で拍手が巻き起こったのは彼一人だった。だから、英語を話せること自体が大事ではない。ましてこれからは人工知能の翻訳機能の向上のおかげで言語を身につける必要性が下がってくるだろう。

 

だからこそ、プログラミングを含む言語取得自体を目的にするのはナンセンスで、それを使って何をするかというモチベーションが大事なのだなと痛感させられた。

 

 

解決したい問題を見つけるそして行動する

これが自分にとって一番の課題だと思う。ブースを見て回ったら、本当に些細なことだがこんなことあったら便利だよね面白いよねということがスタートアップビジネスになる。以前まではそんなこと知らないし気づきもしなかったことを意識して見始めたらアイデアとしては出てくる。だが、そのアイデアをどう形にしていくのか分からない。

 

Googleのブースに行った際、社員さんとお話していて急に何かアイデアあるの?と聞かれた時は面食らったが、そこで教育に関するアイデアをお話したら案外盛り上がって、なるほどそういう風にできるのかということや課題点も分かってきた。だから自分でウンウン悩むよりもアウトプットしていきたい。

 

 

テクノロジーへの興味

最近TechCrunchなど読んでいて激しくテック系おもしれーっています。Slush Asiaで実際VRやHondaのUni-Cubなど最新テクノロジーを体験してみてさらにおもしれーってなってます。アメリカで絶対勉強します、という宣言をしたかっただけです。

以上

 

 

後編では、Slush Asiaで関わらせていただいたスピーカーたちについて書きます。